Classici giapponesi con furigana
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かわ
牛をつないだ椿の木
Leggi 牛をつないだ椿の木 (かわ) di Niimi Nankichi (新美 南吉) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 75.647 caratteri · 155 schermate
そして男たちは、手に手にちょうちんを持って、山にはいっていきました。かねやたいこはたたかれ、ほら貝もふかれました。林平さんはラッパをどんなふしでふこうかまよいました。
しかし、きつねにばかされた人間と牛をさがすのには、こういうふしはどれもぴったりしないような気がしましたので、しまいには、ただ「プウーッ、プウーッ」とふしなしでふきました。すると、けなすことのすきな亀菊さんが「まるでゾウのおならみてえだ」といいましたので、林平さんは気をわるくしました。こんなことをいっても亀菊さんは、じっさいにゾウのおならを聞いたことなどありはしなかったのです。
みんなは、あちらこちらとさがしまわりましたが、同じ谷になんども下りたり、同じやぶになんどもはいったり、同じ池をなんどもめぐったりしました。これではまるで、じぶんたちがきつねにばかされているみたいだ、などと思いながら、みんなは十ぺんめにまた、同じ池をぐるりとまわりました。
もうだいぶんくたびれていて、ほら貝やラッパはもう鳴りませんでした。ときどきねぼけたような音でたいこが鳴るだけでした。さてこんなにしてさがしましたが、和太郎さんと牛は見つからなかったのです。