Classici giapponesi con furigana
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かわ
牛をつないだ椿の木
Leggi 牛をつないだ椿の木 (かわ) di Niimi Nankichi (新美 南吉) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 75.647 caratteri · 155 schermate
四
これには見物人も団長も、留じいさんもあっけにとられてしまいました。正坊もびっくりしてしまいました。
やがて、テントの外の原っぱにおろされると、正坊は、クロの頭やせなかをやさしくなでまわして、なだめすかしました。そしてやっと、舞台へつれてかえると、まず見物席にむかっておわびをいい、賊のすがたの団長にあやまりました。見物人はかえって、やんやとはしゃぎさわいでよろこびました。団長は舞台のうしろで、にがわらいをしていました。
四
小さなサーカスは、村むらをねっしんにうってまわりましたが、みいりはほんの、みんなが、かつかつたべていけるだけの、わずかなものでした。
そのうちに、一とうの馬が病気で死んでしまいました。「おしいことをしたなあ」と、団長をはじめ、留じいさんもお千代さんも、正坊も五郎も、馬の死がいをとりまいてなげきました。
それからひと月もたったある朝、目をさましてみると、団長とお千代さんと、正坊の三人きりをのこして、ほかの軽業師は、みんな小屋をにげ出していました。これではいよいよ、興行することができなくなりました。団長もしかたなく、わかれわかれになることに話をきめました。