Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(七)平次女難

野村 胡堂

Leggi 銭形平次捕物控(七)平次女難 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.696 caratteri · 310 schermate

Aozora Bunko

「お前妬いてるのか」

「あれ、そんな事じゃありません。近頃私はこのままジッとしていると、殺されそうな気がしてならないんです」

「…………」

「昨夜裏の井戸で水を汲んでいると、いきなり私の足をさらったものがあるじゃありませんか。井桁につかまって、井戸へ落ちるのだけは助かりましたが、気が付いてみると、水を汲むとき立つ場所へ、縄で罠を仕掛けておいて、梁を通して、縄の端を向うから引くようにしてあったんです。誰が引いたか解らないといえばそれまでですが、この辺に私を殺す気の人が居るには間違いありません」

「…………」

「それから、今朝は物置に入っていると、外から戸を締めて、輪鍵をかけて心張りをした上、炭俵へ火を点けた者があります。幸い気が付いて戸を押倒して飛出し、炭俵の火が軒へ移りかけたのを、天水桶から水を汲み出して消しましたが、この様子だと、これからもどんな事をされるか解りません。お町さんに聞くと、二三日前にもお楽さんは、わざわざ両国の薬屋まで行って、何か買っているから、そっと後から跟いて行ってみると、石見銀山の鼠取り薬だったそうです、――どこでいつ使うか解らないから用心するがいい、狙われているのは鼠じゃなかろう――お町さんはそういってくれました」