Classici giapponesi con furigana
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いずこへ
風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇
Leggi 風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇 (いずこへ) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.879 caratteri · 242 schermate
心配ごとで消耗する、何よりも友達が恋しい。友達がきて一緒にいてくれると、時には苛々何かと腹が立つこともあっても、どこか充ち足り、安心していられる。
戸波は大飲み助で、宿酔の不安苦痛、そういうものは良く分り、そういう時には極度に友達が恋しいもので、その覚えが自ら常にナジミの深いことだから、庄吉の友恋しさに同情して、オーイと庄吉が向うの家で呼んでいると、出かけて行って、無理して相手になってやる。尤も彼自身宿酔とか夜逃げ以上の悩みはなくて自分にないことは敢て想像に及んでまで同情してやる余地はない。これは誰しもそういうもので、だから庄吉が話の途中に急にイライラとシゴキを握ってピンポン台の足にからみつけて、輪をつくり、輪に首を突ッこんでグイグイひいて、これじゃア死ねねえかな、イライラとシゴキを握って又首をつッこみギュウギュウ腕でひっぱりあげる。まるでもう気違いの目で、濁って青くて、暗くギラギラしている。それでも、まさかに自殺というようなことを、想像してみなかった。
それから四、五日後のことだ。
庄吉が家の中からオーイ、オーイとよんだが返事がない。そこで庄吉が下駄を突ッかけて、戸波の家の戸の外へきて、