후리가나로 읽는 일본 고전
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おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
三浦 環의 お蝶夫人(おちょうふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,730자 · 242화면
それは日本の女なら誰にでも出来るという性質のものではなく、私にだけ恵まれた才能なのである。これは夫にかしずくという小乗的な気持ちをすてて、世の中の沢山な人々を幸福にするという大乗的な気持ちにならなくっちゃいけない、とこう考えつきました。
そこで私は藤井に私の考えを詳しく話して、
「あなたには御不自由でほんとに済まないと思うんですが、お一人で仙台へ行って頂戴。私は東京であなたのお帰りをお待ちしながら、音楽をやっていますから」
「うん、お前の話はよくわかった。実はわしがお前と結婚した時は、お前がこんなに偉くなろうなんて考えもつかなかった。わしにとってはお前が偉くなることよりも、わしの世話女房になってくれることを望んでいるんだよ」
「そりゃ私だってあの時は、ただ音楽家になろうと思って上野に入ったので、音楽家としてこんなに世間から大騒ぎされようなんて夢にも思わなかったわ」
「で、お前はどうしても音楽とわかれることは出来ないのかい」
「ええ、そりゃ無理だわ」
「そうか、わしは軍医として軍務に服していて命令一つで方々へ転任せねばならぬ、東京の勤務がそうそうあろうとは考えられぬ。