후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
それからというものその井戸の水に不思議が起りました。誰が飲んでも初めの一口丈けは清水ですが、二口目から塩水になると申すのでございます」
「成程、平家の一杯水か。然う言われゝば聞いたようだね。何しろ此処で皆沈んでしまったんだから浮ばれないのさ。昔は雨の晩にこの辺に鬼火が出たもんだなんてことを君達の爺さん連中は言っているだろう」
と団さんが言った。
「矢っ張り御存知ですな」
と車屋はつい口車に乗ったが、
「旦那方は広島でございますか?」
「まあその辺さ」
「これから朝鮮へお帰りになりますね?」
「これも図星だ」
門司へは予定の刻限に渡った。狭い海峡を一つ距てゝいる丈けだから本土と異るところは些っともないが、宿引のような男が寄り添って、
「大連へいらっしゃいますか?」
と訊いたのには、成程遠方へ来たという感じがした。停車場の二階で昼食を認めた。
「何うだったね? 俥賃は安かったかね?」
とお父さんは食べながら思い出したように尋ねた。
「否、安くもなかったが、先ず土地相場だろう」
と団さんは答えた。
「多少有効だったね」
「あんなに嘘を吐いて漸く土地相場じゃ割に合わない」
と三輪さんは無料で乗る積りらしかった。