후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
第十回
「もっと大きなのが裸体で踊らなければ駄目だ」
と団さんは欠伸をした。
第十回
朝起きようの遅かった所為もあるが、雨の止むのを待ちながら話し込んでいる中にお昼近くになってしまった。昨夜都踊りから帰るか帰らないに大雨沛然と来た時、
「間一髪だったね。世の中は万事斯う行かなくちゃ嘘だ」
と得意がった団さんも今日は然う甘くは問屋で卸して呉れないものだから、『雨』とある天気予報を又翻って見ながら、
「要するに程度問題さ。晴れたって完全に湿気のないことはない。殊に低気圧の蟠っている時は上から落ちて来なくても前後左右一種の雨に取り巻かれているんだからね」
と言って、余り意気が揚らなかった。程度問題を担ぎ出すのは大抵思わしくない時だ。
「降っても構わないさ。張子じゃあるまいし」
とお父さんも負け惜しみは強い。困り切っていながら困るとはナカ/\言わない。独り三輪さん丈けは、
「困ったなあ。僕は蝙蝠傘を掏られてしまった」
と率直に歎息した。
「剛情だね。いくら言っても分らない。蝙蝠傘なんか掏る奴があるもんか。あれは君が奈良の停車場の待合室へ置き忘れて来たんだよ」
と団さんが言い聞かせた。