후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
然ういう炭層が大浦坑から四ツ山坑まで数里の間十分の一勾配で地下を通っています」
「十分の一勾配と申しますと?」
と三輪さんは数字になると覚束ない。
「十尺進む毎に一尺下るのです。それからです炭層の始まる大浦坑は斜坑です。地表から炭層傾斜に沿って掘鑿して行きます」
「此処の炭層は余程厚いですか?」
と団さんが訊いた。
「五尺乃至二十五尺ですが、平均八尺ですから八尺炭層と申します。十分の一傾斜ですから大浦を遠ざかるに従って深くなります。宮浦からは皆竪坑で、宮浦坑が深さ百七十六尺、七浦坑が二百三十七尺、勝立宮原と経過してこの万田坑へ来ると八百九十六尺、四ツ山坑へ行くと千三百七十尺になって海の下で作業をしている次第です」
「千三百七十尺! 成程、深いものですな。何里あるでしょう?」
「何里とはありませんよ。約二十八町です」
「二十八町にしても深い」
とお父さんも数の分り悪いことは三輪さんに譲らない。続いて、
「深いことその物は然う苦労にもなりませんが、排水と通気が大仕事です。採炭より寧ろこの方に骨を折ります。此処では毎分間の排水量千百五十五立方呎、通気量三十万立方呎という有様ですからね」