후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
その間も三輪夫人は幾度か僕に寄り添って、御良人の面倒を頼んだ。僕は大人の世話をするのかと思うと頗る得意でズボンのポケットに手を入れながら急に丈が高くなったように感じた。平常は兄さんを長者として扱わない妹達も、今日は右左から縋りついてお土産の約束の念を押した。それはそうと最早ソロ/\改札口が開く時分だと思って、
「団さんは何うしたんでしょうね?」
と五回目繰り返した刹那、噂の主人と田鶴子さんが悠々として入って来た。
「待ったぜ/\」
とお父さんと三輪さんが言った。
「まだ十二分あるよ」
と団さんは相変らず落ち着き払ったもので、田口さん初め見送りの連中に挨拶してから、田鶴子さんを未だ面識のなかった三輪夫人に紹介した。僕も相役と思うと疎かにならず、宜しくお引き廻しを願う為めに、特に念を入れて敬意を表した。お母さんと三輪夫人は、
「何卒御面倒を願います」
と繰り返し/\頼んだ。
「君、切符を早く買い給え」
と三輪さんが促すと、団さんは、
「今赤帽が持って来る」
と答えて、
「皆洋装で、荷物は一つ二つ三つと。感心に約束を守ったね」
高が日本内国の周遊で、それも今回は間もなく帰ってくるのだが、いざお別れとなると、矢っ張り好くないものだ。