후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
現金のようだが、これが天真爛漫で好いところだ。体裁ということがないから、大人見たいに問題の片付いた後まで愚図々々言っていない。
「何うも恐れ入ります。では少時拝借を」
と奥さんはいかにも申訳ないように言った。
「否、坊ちゃんに差上げます。何卒御遠慮なく」
「否、戴きましては済みません。何卒少時拝借を」
「決して御遠慮には及びません。実はその品物は先刻から皆で持て余していたのですから、坊ちゃんが御懇望下さったのは何よりの好都合です」
「然様でございますか? 何だかお強請致したようで真正に恐縮でございます。坊や、有難うを仰有い」
張子の虎はこれで完全に処分がついたが、ピンの虎とカフス釦の虎はまだ疑問になっていた。
「ピンなら兎に角両袖の釦を掏り替えられたとは考えて見ると有り得べからざることだ。これはやっぱり妻が今度の旅行に新調して呉れたのだろうと思うよ、僕は」
と三輪さんは両袖の釦を見較べている。
「しかし虎だぜ。張子の虎を初めとして、斯う虎ばかり鉢合せをする理もなかろうじゃないか?」
と団さんは争い難い事実に注意を呼んだ。
「それは偶然さ。暗合ということは随分あるもんだぜ。