후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,356자 · 323화면
「では貴君は、今日、彼を殺さんというお心なのか」
「襄陽の会は、実にそれを謀るために催したといってもよろしい。彼を除くことのほうが、一年の豊饒を歓ぶよりも、百年の安泰を祝すべきことだと信じる」
「でも、玄徳という人物には、不思議にも隠れた人望がある。この荊州にきてからまだ日も浅いが、しきりと彼の名声は巷間に伝えられておる。――それを罪もなく殺したら、諸人の輿望を失いはすまいか」
「討ち取ってしまいさえすれば、罪は何とでも後から称えられる。すべては、この蔡瑁がご主君より任せられているのだから、ぜひ足下にも一臂の力を貸してもらわねばならん」
「主命とあれば黙止がたい。ご念までもなく、助太刀いたすが、して、貴君にはどんな用意があるのか」
「実はすでに――東の方は山の道を、蔡和の手勢五千余騎で塞がせ、南の外門路一帯には、蔡仲に三千騎をさずけて伏兵とさせてある。なお、北門には、蔡勲の数千騎が固めて蟻の這いでる隙もないようにしているが……ただ西の門は、一路檀渓の流れに行きあたり、舟でもなければ渡ることはできないから、ここはまず安心して、ざっと、以上の通り手配はすべてととのっておる」