후리가나로 읽는 일본 고전
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さんまいつづき
三枚続
泉 鏡花
泉 鏡花의 三枚続(さんまいつづき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,572자 · 124화면
四十五
愛吉はぎょっとして、また頸を縮め、
「そうら。」
「何? あれは。」
四十五
「何でございますか、向うの嘉吉さんの所の婆さんが気が狂れて戸外へ飛び出したもんですから、皆で取押えるッて騒いだんですよ。」
とお夏は自若としていって真顔で居る、愛吉は苦笑、また苦笑。
「そうかい、飛んだこッたね、そしてどうなりました。」
「火事だ火事だといって表町の方へ駆出して行きましたっけ、しばらくすると角の交番のお巡査さんが連れて戻りましたよ。」
自分かかり合のことは丸抜にして言い紛らした。お夏は母親の前を繕ったのであるが、しかし事実で。
先刻ちょうど来合せた愛吉が、常に口にするよう、お夏の癇癪を引受けて、町内の人々と言い争い、すわや、掴合の始りそうになった時、あたかも可し、婆を捕えて、かの嬰児を抱いた女房を従えて、嘉吉の宅へ届けるため、角の交番から出張したのか、見ると騒動、コヤコヤと叱り留めて、所得税を納める者まで入交って、腕力沙汰は、おい、何事じゃい。
双方聞合せて、仔細が分ると、仕手方の先見明なり、杖の差配さえ取上げそうもないことを、いかんぞ洋刀が頷くべき。
各々自分勝手な迷信から、他人の持物を侵そうとする、それも方角が悪いといって、掃溜の置場所を変えよとでも謂うことか、鶏を殺そうとは沙汰の限り。