후리가나로 읽는 일본 고전
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あかくら
中谷宇吉郎集 第一巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第一巻(あかくら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,056자 · 223화면
ざっと考えてみただけでも、第一に氷の温度が直接に問題になることは確かであるが、氷の厚みとその弾性もかなりの影響を与えるものであろう。それは湖の上で滑っている人を、横から氷面に近い所に眼をおいて見ると、氷の面が弾性体的の振動をしていることによっても知られるのである。この時氷の下の水の深さもまた影響しないとはいえない。それらの問題以外に分子物理学的にもかなり重大な問題がいくらもあるように思われる。水から凍った氷は一般には微結晶の集合となるもので、大きい氷の単結晶というものは滅多に出来ぬものである。ところが湖水の表面に自然に張る氷は条件が良ければかなり大きい結晶に発達するもので、それらの結晶は皆六方晶系の主軸が水面に垂直になるように配列するものである。マッコネルがダボス湖の上で観測した場合などは一フィート位の厚さに張った氷にも立派な結晶配列が見られたということがネーチュア誌に報告されている。このような結晶の底面に金属のエッヂが強い圧で接触した時に起る物理的の現象にどのような秘密が蔵されていないものでもない。
スケートの物理学に対応して、スキーの物理学にもより以上に困難な問題がいくらも山のように聳えている。