후리가나로 읽는 일본 고전
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あかくら
中谷宇吉郎集 第一巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第一巻(あかくら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,056자 · 223화면
二〇 全人格の活動
実際F君も人が悪いなあ。物理学者を侮辱していると少々憤慨していた所なんだ。」
先生は僕達の顔とF先生の顔とを等分に眺めながらニヤニヤしておられる。F先生は頭を掻きながら、
「どうも婦人記者には一番困ります。雲の美、雲の美といって、いやに美しがってばかりいるもので、これじゃとても僕の手には負えぬと思って先生の所へ差し向けた理由なんです。」
といって、大笑いになってしまった。
F先生が辞して帰られようとした時、硝子戸に、バラバラと雨がかかる「やあしまった。傘を持って来なかった。洋傘のいらぬのがありませんか」とF先生がまた頭を掻かれた。これは早速その年のニウトン祭の漫画の幻灯の種になってしまった。
二〇 全人格の活動
同じ実験室でのある他の日の話である。少し実験が面白くなって先生も頻繁に実験室へ顔を出されていた頃のことである。ある日先生が見えている所へ、I書店の主人があの野趣に富んだ精悍な顔を不意に見せたことがあった。一言二言挨拶をしておられる中に、「どうです、この頃はちっとも御書きになりませんなあ」という申し出であった。先生は少しきまりの悪そうな顔を私達の方へ向けながら「何分御覧の通りの始末ですよ、これでもなかなか忙しいんでね」