후리가나로 읽는 일본 고전
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『ケプロン・くろだのこうそう』について
中谷宇吉郎集 第八巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第八巻(『ケプロン・くろだのこうそう』について)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,890자 · 178화면
北海道の位置
エスキモー程度の生活は、敗戦前の日本にも、実はあったのである。ニセコの山で研究をしていた頃、働きに来ていた出面の人の家で赤ん坊が生れた。お祝に行った人の話では、入口の戸のかわりにむしろが垂れていて、産婦と赤ん坊とは、真裸で藁の中にねていたという。一枚切りの着物を汚さないためである。これは極端な例であるが、「藁と雑木の家」は即ち「氷の家」であり、「着た切りの着物」は「あざらしの皮」なのである。
選挙の演説だけが華々しく、本当の国民の姿は、エスキモーの生活水準に向っているというようなことのないことを祈る次第である。
北海道の位置
現在の日本における北海道の位置というものを、少し離れたところから考えてみるのも、ちょっと変っていて面白いかも知れない。
現在の日本における最大の問題は、再軍備の問題である。今度の総選挙でも、この点が論争の的になったことであろうし、今後憲法改正というようなことにでもなったら、それこそ大騒ぎになるであろう。
ところが、この再軍備の問題については、一番肝腎なことが、抜けている。あるいは第二義的に取り扱われている、というように思われて仕様がない。