후리가나로 읽는 일본 고전
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けんなんじょなん
剣難女難
吉川 英治
吉川 英治의 剣難女難(けんなんじょなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 243,807자 · 482화면
と山伏は横柄な口調で、蒲柳な新九郎の物腰をじろじろ見ながら、
「当道場の掟は定めし存じの上で参られたのでござろうな」
と改まるのであった。
「は、ご道場の掟と申しますると?」
「それ知らぬとは駈け出しのご修行じゃな、後に臍を噛むが気の毒ゆえ、さらば一応申し聞かせよう。そもそも、武家に武芸十八番の約束ある如く、当道場の戒刀金剛杖にも流法約式がきまっている。まず試合を受ける者が心得置くべきことは、当家四天王の者を打ち破らざるうちは、大先生のお手は下さぬこと、得物は金剛杖か栴檀刀をもってお相手する。ただし武芸者方は各※(二の字点、1-2-22)の得意とする、槍なり木剣なり薙刀なり何でもご自由でござる。その上とくとお断り申しておくのは当流はお武家方の板の間泳ぎのなまくら剣術と事違い、すこぶる荒業でござるゆえ、たとえ如何なる怪我を致すも、試合の上なら用捨はござらぬ。まずざッと右の通りでござるゆえ、片輪になるがお覚悟なら、これより道場へ案内申すが如何でござる」
と人もなげな申条に、新九郎は内心むッとしたが、いまだ初心のこととどこまでも下手に、
「委細承知致しました。