일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

けんなんじょなん

剣難女難

吉川 英治

吉川 英治의 剣難女難(けんなんじょなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 243,807자 · 482화면

아오조라 문고

先の玄蕃は何も知らぬ様子で、常盤橋御門外まで歩いて行ったが、やがてちょっと立ち思案をしてからとある屋敷小路から三軒目の門内へツウと隠れてしまった。

一足遅れに、そこへ駈けつけて来た千浪と重蔵は、

「あっ、しまッた」

と屋敷の前に立って、何気なく門標を見ると、溝口伊予としてあった。

「溝口……溝口伊予……はて何処かで聞いたような名であるが? ……」

重蔵は幾度も呟いていたが、何を思い当ったかフイと門前を離れて、

「千浪殿、こりゃ玄蕃の隠れ家ではないゆえ、再び彼が門内から戻って参るに相違ない」

「では、しばらくどこかへ身を隠しておりましょうか」

「おお……」

二人は小路を走り出してあたりを見たが、これという隠れ場所もないので、角屋敷の塀の横へピタリ添って待構えていた。

一方、溝口家の屋敷門をくぐった大月玄蕃は、取次に案内されて奥の一間へ上がり込んでいた。

彼は、臂の久八や投げ槍の小六が、柳原土手で敢えない最期を遂げると共に、没落した笊組を見捨てて潜伏していた。ところへ、ふとこの頃、玄蕃が元指南番の職を奉じていた宮津の城主京極丹後守が今度江戸詰となって出府したという噂を聞いた。