후리가나로 읽는 일본 고전
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やまとこじふうぶつし
大和古寺風物誌
亀井 勝一郎
亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면
「以和為貴」の太子の御祈りは、ここに於て再び強くかえりみられたであろう。国威の昂揚する偉大な時代を背景としつつ、一方では凄惨な地獄絵は幾たびか展開されていたのであった。さきにしるした万葉の長歌とともに、私の深く感銘した状景を、次に日本書紀から引いておきたい。壬申の乱平定して八年の五月、皇后ならびに諸皇子を召して、久遠の和を誓盟された有様がしるされてある。即ち、
「五月庚辰朔甲申、吉野宮に幸したまふ。乙酉、天皇皇后及び草壁皇子尊、大津皇子、高市皇子、河島皇子、忍壁皇子、芝基皇子に詔して曰く、朕れ今日汝等と倶に庭に盟ひて、千歳の後に事無からむと欲す。奈之何。皇子等共に対へて曰く、理実灼然なり。則ち草壁皇子尊先づ進みて盟ひて曰く、天神地祇、及び天皇証めたまへ、吾れ兄弟長幼、并せて十余の王、各異腹より出づ。然れども同異を別たずして、倶に天皇の勅の随に、相扶けて忤ふること無からむ。若し今より以後、此の盟の如くならずば、身命亡び、子孫絶えむ。忘れじ失たじ。五皇子次を以て相盟ふこと先の如し。然して後に天皇曰く、朕が男等各異腹にして生る。然れども今一母同産の如くて慈ましむ。