후리가나로 읽는 일본 고전
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おおおかえちぜん
大岡越前
吉川 英治
吉川 英治의 大岡越前(おおおかえちぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 218,436자 · 437화면
刑部が西国浪人や密貿易仲間と、そんな陰謀をもっていたと、俺たちに打明けたのは、あいつが死んだ、その日の事だったのだから」
この申し立ては、三平、大亀、みな一致していた。
阿能十は、初めから、さっぱりしていた。もう年貢の納め時と――中野お犬小屋荒しの遠い事から今日までのこと、何でも、あッさりと記憶を述べた。
総括的に越前守の意図していた調べはここ二十日ほどであらまし終った。あとは彼の“断”による判決のいい渡しだけが残っているにすぎない。
しかし彼は、全事件の重点を、長坂刑部と西国浪人や密貿易者たちの治世破壊の陰謀に置いて、ひとり一町奉行の白洲では裁決し難いものとなし、一切の下調書や吟味書上げの厖大な書類つづらを、そっくり龍ノ口評定所まわしに附した。
評定所は、最高裁判所組織である。老中、若年寄、勘定奉行、寺社奉行、目付など、すべての幕府首脳と部門の要路者とが衆判合議のうえで重大な公事を決する所なのだ。
だが、越前守は、自己の問題をもふくめたこの全事件を、龍ノ口へ廻して、評定所の大白洲がひらかれる前に――その前提として、一つの希望条件を、必要欠くべからざるものとして、申請書と共に、添えて出した。