일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おおおかえちぜん

大岡越前

吉川 英治

吉川 英治의 大岡越前(おおおかえちぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 218,436자 · 437화면

아오조라 문고

「南」の風

上野ばかりでなく、僧院に、男か女かわからない者が出入りするのは、時風の当然で、ふしぎはない。

ここは、しいんと、冷やッこい。うす暗い中庭を抱いたどの部屋も、剥落した金泥絵の襖だの、墨絵の古びたのばかりである。奥の方で、喘息もちらしい咳の声がして、

「お袖。もどったのか」

と、その痰持ちが、痰の間にいった。

「南」の風

お袖は、部屋をのぞいたが、坐りもしなかった。

「帰りましたよ」

「どうだった、首尾はうまく行ったか」

むくりと、蒲団の上に起きたのは、すでに六十ぢかい怪異な大男。持病にくるしむとみえて、白髪まじりの髪を蓬々と月代にのばしているが、眼光はむかしのままな化物刑部だ。

「お袖。まあ、坐ったらいいじゃねえか。そして、山善じゃあ、どのくらいな金が攫えたな」

「七百両ほどだとさ」

「それッぱかりか。前々から、おれの授けた智恵をもって、あれだけの頭数が押込みに出かけ、それで千両と持って来られねえたあ、どいつも、腕の細い奴らだ」

「何さ、御苦労ともいわないで……。病人のくせに、能書ばかりいっている」

「いや、おめえには、御苦労だったが、おれが達者で出かければ、千両箱の二つは欠かすこッちゃあねえ。