일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おおおかえちぜん

大岡越前

吉川 英治

吉川 英治의 大岡越前(おおおかえちぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 218,436자 · 437화면

아오조라 문고

病魂善性

地つづきの同じ床下ではあるが、よく見ると、左右太のいる所は、太い木材を横に廻し、桝形に区切られていて、内から出ることも、外から近づくことも、出来ないようになっていた。

――ギイ、ギイ、ギイ……と、ゆるい低い、異様な音がすぐし初めた。

辰の手もとで、鋸の歯がうごめいている。

床上の室内で、何か、わずかな物音がしても、辰はすぐ鋸の手を止めた。――耳をすまし、眼をくばり――そしてまた、忍びやかに、ギイ、ギイ、と挽き初めた。

病魂善性

十数軒もある寺侍の屋敷町のうちの一軒だが、その一軒も、なかなか広い。

すべてが、寛永寺の輪王寺宮に附属し、宮家をかさに、特権をもっている。

日が暮れると、あっちの門には、密会の男女がかくれ、こっちの門には、博徒や悪旗本が、公然と入って行く。

中には、隠し売女をおき、板前をもち、あやしげな小唄や、三味の水調子が、植えこみの奥から洩れてくるのもある。

だから、輪王寺の寺侍の株は、ふつうの御家人株の売買よりも、はるかに高値い。また、滅多に、売り物は出ない。

化物刑部と、その一類の者は、もうここに住んでから、久しい年月になるが、株に資本を出しておいたお蔭はあって、きょうまで、この悪の古巣に、不安を覚えたことはなかった。