후리가나로 읽는 일본 고전
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
小出 楢重의 小出楢重随筆集(ならしげざっぴつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,351자 · 657화면
の見世物であった。
私は、随分いろいろの見世物が好きで、しばしばその看板を眺めに行ったものである、少し人間の情味がわかるようになってからは、地獄極楽や鏡ぬけよりも、陰鬱なろくろ首や赤い長襦袢一枚で踊る江州音頭や女の軽業に、より多くの興味を持つようになった。
今の時代は結構だ、人間の裸身を観賞する自由が多少とも、与えられて来た、女身の美しい発達を美しいと見る事は頗る当然の事として許されるようになった、今の時代の男たちは海女の手踊りを見に行く必要がなくなって来たようである。
例えば海水浴へ行っても、何んと結構に美しい無数の足の動いている事だろう、われわれの展覧会の裸女は、それでも時々陳列を拒まれる場合もあるが、大体において観賞の自由が与えられて来た。街路では洋装の裾から二本の足が遠慮なく出ている、電車の釣革から女の腕がぶら下る、足の美しさがグラビヤ版となって世界に拡がる、そして娘の足は、太く長く美しさを増して来た、思えば日本の昔は窮屈であった。
昔、ある正月前の寒いころだった、私は千日前をあるいて海女の手踊の看板を見た、髪をふり乱して、赤い腰巻をした海女の一群がベックリンの人魚の戯れの絵の如く波に戯れているのである、それが頗る下品な、絵であったが、しかし遊心だけは妙に誘う処の絵であった。