후리가나로 읽는 일본 고전
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
小出 楢重의 小出楢重随筆集(ならしげざっぴつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,351자 · 657화면
まず便利な言葉であるところから近頃は日本画家の間にも通用するようになってしまった。
しかしながら以前は絵に無関係な人がたまたま展覧会など見に来て、しずかものあるいはしずものとは何ですかとよく訊くことがあった。まったく他人にはわけのわからぬ文字かも知れない。しかしもう昭和の御代では、あかの他人でも静物といえば大概あれかと合点する人でこの世は埋まって来ただろう。
「静物は林檎のことと母思い」とはこれもまた誰の作った川柳か私は知らないが、以前はまったく林檎が静物である位皆林檎を描いた時代があった。私の美学時代などはその隆盛時代だったとみえて誰しもが申し合わせた如くまず洋画では林檎が一人前に描けたら及第だといっていた。
ところであの林檎という奴はツルツル丸々としていて、私などは一向に昔から描いてみたくならないものだったが、何かしら絵がうまくなるまじないだから位のつもりで私も相当描いてみたことはあるが、正直なところ一度も面白いものだと思ったことは更になかった。
要するに静物画といっても、林檎ばかり描くべきものでもないので、室内にあるすべてのものあらゆるものが絵の題材として選ばれていいのである。