후리가나로 읽는 일본 고전
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
小出 楢重의 小出楢重随筆集(ならしげざっぴつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,351자 · 657화면
芸術と人間の嫌味
一度よく眺めて歩いて下さい。すきやきの嘔吐から鰻丼のもの、洋食のものいろいろとある。胸が悪くなる。私は狐に馬糞をたべさされても腹は立たないが、人間の嘔吐だけは実に癪に障るのだ。道頓堀はまったく散歩には不適当な場所だと思う。
それはたんに散歩を目的とする者よりもここでは芝居を見るもの、飲食をしたがるもの、芸者を買いたがるもの、買って連れて歩いているもの、女郎買いを志すもの、女給へ行くもの等、すなわち種々様々な直接行動で満ちているのだからしたがって汚なくなるわけだ。
だから人によって志によって、その赴くところに差別があるということは、かなり必要なことだと思う。銀座はブラツクところ浅草は浅草らしく、神田は本屋、女郎は吉原、それ以下は亀井戸などとなっているから都合がよく、したがって同好の士が集まることになるからお互いに不愉快がない。
私はこの意味でパリの地下電車やバスや市電でさえも、座席に等級をつけてあることを大変うれしく思うのである。(「マロニエ」大正十五年二月)
芸術と人間の嫌味
嫌味といえば今一々例を挙げて説明しなくとも、大抵わかっていることと思う、われわれがとても堪らない嫌味な奴なんだという、あの嫌味のことなのだ。