후리가나로 읽는 일본 고전
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
小出 楢重의 小出楢重随筆集(ならしげざっぴつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,351자 · 657화면
何もかも臭気を取り去った上の芸事を東洋人は愛するのだ。
だから昔から東洋に存在して第一流のものとして残っている芸術品には、決してこの嫌味の味は存在しないといっていいのだ。
西洋のミューゼなど眺めてあるくと、それは元気なしでは出来ない芸当でうずまっているといっていい位だ。人間の臭気は凝って油絵となっているといっていい感じがする。しかし西洋のことはしばらく措いて、何といっても東洋人の昔からの理想は、どうあっても静かに静かにという方だ。停滞、棺桶、死、貧乏を理想としている、だからしたがって嫌味の出場所がないのだ。またうっかり出ても大変虐待されるのだ。東洋画家にはオートバイで走り廻ったり、美人のお供をして芝居へ行ったり、金持ちに頭をピシャリとたたかれることを大変な恥と考えるのだ。その上貧乏や死ぬことを大して怖れないという傾向がある。
だから日本の新派劇を見て下さい。私はかつて嫌味な男に芸者が惚れたという芝居を見たことがない。大抵の場合芸者はさっぱりとした、そして金のない大学生とか、運転手とか、出入りの大工に好意を持つようだ。嫌味な奴に幸福を与えまいと思うのは、東洋人一般が約束してきめているところの規則なのだ。