후리가나로 읽는 일본 고전
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
小出 楢重의 小出楢重随筆集(ならしげざっぴつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,351자 · 657화면
神経
のでいい、私は好きだと魂を光らせると嫌よと向うから信号があるから、ああそうですか、でおしまいだ、わけのない話しだ。
ところで画家の魂なども商売人とか相場師の魂と雑居しているとやはり魂は住み心地が悪い、鯉が空気と住んでいるようなものだ、鯉は水と住まなくてはならない、即ち魚心水心というて心と心と相通じる事がなくてはやり切れない、魂はおなじ魂を呼ぶからだろう。そうだ、うむ、よし、と直ぐ通じなくてはならない、それがこうだろうといっても、さようですかいな解りまへんでは癪が起る、これが度々重なると魂は衰弱を来す、神経衰弱というのは人魂の衰弱をいうのだろうと思う。
巴里に美術家が集るのも、大阪に商売人が集るのも釜ヶ崎に乞食が集るのも、東京へ文芸が集るのも、支那に支那人が多いのも銀座にカフェが出来るのも十二階下に白首が集るのも、皆魂が魂を呼んでお互に相通じる生活をしようとする結果かと私は考える。
神経
神経と申しましても私は神経科の医者ではありませんから、学術的なことは申しません、ただわれわれ絵描き社会で何となく神経と呼んでいるところの、そのぼんやりとした神経について申すのであります。