일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あきかぜとはは

尾崎士郎短篇集

尾崎 士郎

尾崎 士郎의 尾崎士郎短篇集(あきかぜとはは)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,032자 · 216화면

아오조라 문고

、その指図人に対し金、弐万五千円お渡し相成度、本命令書はハルピンにおける党機関に対し関係することなし」という文言が明記されている。

大正十四年といえば、日本がまだ国家としてのソ連を承認していない頃で、共産党と直接関係のない日本人が密行してそれぞれ独自の判断による行動に出ることが自由であった。

この調書が検事局によって入手された当時の主任検事は剛直をもって聞えた松阪広政で、彼は東条内閣のときの検事総長であったから、このような、あやふやな書類一式の提出を憲兵隊の要請に応じて提出したものと思われる。

この調書が、どこまで信ずべきものであるか、どこまで疑わしきものであるかという問題は、これを俄かに決定するわけにはゆかぬとしても、当時の共産党機関紙「プラウダ」に、毎号のように、三宅雪嶺、中野正剛についての記事が出ていたということは、あの頃の時代と人間関係を理解するものにとっては、決して意外ではない。「日本及日本人」の特派員としてモスコーへ行った大庭柯公が軍事スパイという誤解をうけて投獄され、そのまま消息不明になった時代である。

しかし、それはそれとして、中野に対する憎念に燃えていた東条が、この調書の写しを手にして、わが事成れり、と心中ひそかに決意をかためたであろうことだけは想像するに難くない。