후리가나로 읽는 일본 고전
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あきかぜとはは
尾崎士郎短篇集
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 尾崎士郎短篇集(あきかぜとはは)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,032자 · 216화면
勢の動くがままに
勢の動くがままに
三十五歳で、はじめて議政壇上に立った彼が、レーニンの革命政権を承認せよと主張したのは、共産主義による政治組織と政権体形に絶対の信を置いたが故ではなく、日本の初期の社会運動者が、自由民権という言葉に憧憬し、夢幻的な理想の中に現実の根拠を求めようとした悲願と欲求に共通するものがある。
中野の内部にあるものは人間的指導力であって、組織や制度ではない。
もし、そうでなかったら、彼は、昭和十四年、彼の率ゆる東方会を、安部磯雄を主班とする「社会大衆党」と合同させ、一大新政党を樹立するような計画は立てなかったであろう。
その準備委員には、社大党から麻生久、浅沼稲次郎、河野密、河上丈太郎、片山哲等の要員が選ばれ、東方会からは木村武雄、杉浦武雄、由谷義治、稲村隆一等の中野側近の闘士が参加した。
当時の情勢から判断して、このような計画に実行の可能性があると考えること自体が空想的な時代錯誤であるが、軍部の決意が、味噌も糞も揉みくしゃにして、唯、東条の独裁政治力をもりたてるために、全国的なスパイ網を張り、人を見れば泥棒と思えという考え方を金科玉条とする憲兵政治の樹立に成功しつつある時代に、志ある政治家が空想部落の住人として、人間同士の信頼にたよって政治の原理をうち立てようとしたのは、むしろ当然の帰結というべき