일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しそうとしてのぶんがく

思想としての文学

戸坂 潤

戸坂 潤의 思想としての文学(しそうとしてのぶんがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,809자 · 408화면

아오조라 문고

の方に含まれる。で夫は今云う道徳ではない。もっと主観的な良心や徳目なども亦、社会意識=社会心理としてのイデオロギーであるから、要するに「社会」に帰属する。――で、ここで道徳というものは、或る事物が自然としてもつ問題でもなく、社会としてもつ問題でもなくて、夫が人間銘々の一身上の問題としてもつ問題のことなのである。但しこの一身上の問題は社会や自然自身の問題と離れてはあり得ないということがここで大切ではあるが。

自己一身上の問題と云っても、社会に対する個人というようなものを問題にするのではない、そういう個人はつまりは社会の一員に他ならないので、社会を問題にすればおのずから解決される筈のものだ。個人一般という問題を解き得ない社会科学は社会科学ではない。では個人一般ではなくて自己という特殊の個人を問題にすることが、今云う道徳か。だがそれは道徳的関心を一種のエゴイズムに帰着させることに過ぎない。ではなくて、実は一切の問題を自己一身上の角度から見るということが、今云う道徳なのである。――存在自身の秩序から云ってではなくて、存在を取り上げる角度から云って、道徳=モラルは社会や自然の上に横たわる、と云った方がいいかも知れない。