후리가나로 읽는 일본 고전
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ひとうとうこうき
比島投降記
石川 欣一
石川 欣一의 比島投降記(ひとうとうこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 68,333자 · 134화면
通訳イシ
米国内では、恐らく百人が百人、ジャップということだろう。新聞や雑誌でもジャップが多い。ところが我々に向っては、ジャパニーズと、不便を忍んでいうのは、もし上からの方針でないとすれば、戦敗者に対しても「思いやり」を持つ一つの例ではあるまいかと思う。
これに関聯して、十数年前、我が国名を英語でいう場合、ジャパンをやめてニッポンにしようという話がまとまった時、タイムス東京特派員のヒュー・バイヤス氏が、一体ジャパニーズの略称のジャップと、当然出来ると見ねばならぬニッポニーズの略称のニップス、あるいはニッピーズとの間に、もし上下があるならば、どっちがいいと思うかと、書いたのを記憶している。ニップ、ニップス、ニッピーズ等、それぞれ、小さいもの、下らぬもの等を意味する英語があるのだから始末が悪い。ジャップばかりを問題にするとは少々滑稽だと、僕自身もおかしく思ったのだが、今度もニップ、ニッピーズを時々耳にして、バイヤス氏の随筆を思い出した。
通訳イシ
さて、九月六日にラロの仮収容所に入って、そこに幾日いたのか、どうもはっきりしないが、二十日ちょっと前に、よく僕達と話をする番兵が「俺たちは近くここを引揚げ、かわりに水陸両用戦車隊がお前達の番をすることになる。