후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆしまもうで
湯島詣
泉 鏡花
泉 鏡花의 湯島詣(ゆしまもうで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 62,004자 · 122화면
「ふむ、」と心ある頭は返事まで物々しい。ちと応答を仰山にされたので、源次は急に極が悪そう。
「降って来たもんですから、その何なんですよ、泥でも刎上げちゃあ、そのね、」と今更のように懐をして、
「へへへへ、なに詰んねえ事なんで、」
「それが、」とその時、頭はずッと合点んだ顔をして、
「あれだな、評判の。ついまだ掛違いまして手前お目通は仕らねえが、源坊が下駄と来ちゃあ当時名高えもんだ。むむ、名高えもんだよ。」
「なに詰らない。」
「馬鹿あ言え。畳算より目の子算用を先に覚えようという今時の芸妓に、若干か自腹を切らせたなあ、大したもんだ、どれちょっと見せねえ、よ、ちょっと拝ませねえかよ。」
思わず上から手で押えて、
「頭、これですか。」
「その芸妓の達引いたやつよ。」
「へ、何、下らないことを、」と内々恐悦で、少し含羞む。
「可いやな、見せねえ、見せねえ、一番御灯明を奉ることにしようぜ、待ちねえよ。」
と言い懸けて向直り、左側の焼芋屋の店へ、正面を切って揺いで入る。この店は古いもので、取つきの行燈に、――おいしくば買いに来て見よ川越の、と仮名書して、本場○焼俵藤助――となん。