후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ゆしまもうで
湯島詣
泉 鏡花
泉 鏡花의 湯島詣(ゆしまもうで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 62,004자 · 122화면
狂犬源兵衛
三十一
小石川指ヶ谷町の貧乏長屋へ駈着けて、我にもあらず縋りついた。母様、峰(幼名)か、と嬉しさのあまり、呼吸の下で声も出た。母親はその日絶えなむとする玉の緒を蝶吉の手に繋ぎ留められて、一たびは目を開いたが。
一目見廻した様子でも、医師はいうまでもないこと、風薬の手当も出来ないと見て取って、何は措いて、蝶吉は一先ず大坂家に帰って、後の年期も少いので、上借をして貢いだけれども、半日もままならぬ抱妓の身。看病人を頼むのも、医者を心付けるのも、北里と、小石川の及腰、瘠細るばかり塩気を断って、生命を縮めてもと念じ明した。
狂犬源兵衛
三十一
七日目の朝、ようようのことで抱主から半日の暇を許され、再び母親を小石川の荒屋に見舞うと、三日が間、夜も昼も差込み通し、鳩尾の処へぐッと上げた握掌ほどのものが、上へも下へも通らぬので、唇の色も紫になっていたのが、蝶吉の手で擦られると、恩愛の情に和げられて、すやすやと寝ることが出来た。三時間ばかり経つと、病苦も忘れたようになり括枕に胸を圧えて起上った時、蝶吉は生れて以来、しみじみ顔を見たのである。
(よく紀の国屋に肖ていてよ。)
と蝶吉がそう云う顔立、母親は名を絹といった。