후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ゆしまもうで
湯島詣
泉 鏡花
泉 鏡花의 湯島詣(ゆしまもうで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 62,004자 · 122화면
」と向へ押遣ると、銚子が袴を着けたままで、盤の上をするすると歩いた。杯は一個横になって、飲みさしが流れていた。あえてこれを細く断る必要はないけれども、ちょうどその銚子が歩いた時、蝶吉が起きたからのことである。
梓の羽織の袖に、髷の摺合うばかり附着いて横坐になったが、鹿爪らしく膝に手を置き、近々と顔を差寄せて、
「おや、異う仰有いますね、異なことを。何ですッて、」
蝶吉は詰め寄りそうにしていった、梓は今辷らした銚子を更に手許へ引いて、
「まずお酌でもして頂こうかね、お燗ざましじゃあありますけれども、」
「ふん、」と言ったばかりで澄して見ている。
「いかがでございましょう、頂く訳には参りませんか、どうです、蝶さん、ここに是非一番君のお酌をという、厄介な、心懸の悪いのが出来上ったんですが、悪うございますか。」
「はあ、随分宜しゅうございましょう。」
梓は猪口を拾って、杯洗の水を切り、
「結構な訳ね、宜しければ、どうぞこれへ、」
「おやおや唯今内の人におことづけをなさいました、蝶吉姐さんに酌をして欲しいと仰有いますのは、ちょいとお前さんかい。」
「私でございます。」
「おお、心懸の可い奴じゃ、宜しい。