일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ねこののみとりぶし

猫の蚤とり武士

国枝 史郎

国枝 史郎의 猫の蚤とり武士(ねこののみとりぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,496자 · 368화면

아오조라 문고

「そうか」

と云うと背後を見、

「いざ萩丸殿、おはいりくだされ」

「うむこれが虫部屋か」

萩丸は躊躇せずに家の中へはいった。

いま萩丸は虫部屋にいた。

二十畳敷きぐらいの部屋であって、四方は装飾のない板壁であり、床は畳なしの板張りであった。

金網張りの窓が一つ、高いところに付いていて、そこから月光が射し込んでいるばかりで、燈火さえついてはいなかった。

床の間もなければ違い棚などもなかった。

敷き物なども敷いてない。

それは人間の住む部屋というより、動物などの住む檻ともいうべき、殺風景きわまる部屋なのであった。

萩丸は坐りもせず佇んで、部屋の四方を見廻した。

(虫部屋だというが何が虫部屋だ)

こう思わざるを得なかった。

虫部屋などというのであるから、いろいろの虫を籠にでも入れて、飼って置くところの部屋なのであろうと、そう密かに思っていたのであったが、そんな虫籠などどこにもなかった。

(何んだ馬鹿な)

とこう思った。

立っていたところで仕方がないので、敷き物はなかったが板敷きの上へ、萩丸は無造作に坐り込んだ。

と、すぐに膝から股、腰から腹までムズ痒くなった。