후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
いろいろ考えたすえ、「こんなことはつまらぬ、言ってやったってしかたがない」と思って破って捨てた。
初冬の暖かい日はしだいに少なくなって、野には寒い寒い西風が吹き立った。日向の学校の硝子にこの間まで蠅がぶんぶん飛んでいたが、それももう見えなくなった。田の刈ったあとの氷が午後まで残っていることもある。黄いろく紅く色づいた楢や榛や栗の林も連日の西風にその葉ががらがらと散って、里の子供が野の中で、それを集めて焚火などをしているのをよく見かける。大越街道を羽生の町へはいろうとするあたりからは、日光の山々を盟主にした野州の連山がことにはっきりと手にとるように見えるが、かれはいつもそこに来ると足をたたずめて立ちつくした。かれの故郷なる足利町は、その波濤のように起伏した皺の多い山の麓にあった。一日、かれはその故郷の山にすでに雪の白く来たのを見た。
和尚さんも長い夜を退屈がって、よく本堂にやって来て話した。夜など茶をいれましたからと小僧を迎えによこすこともある。庫裡の奥の六畳、その間には、長火鉢に鉄瓶が煮えたって、明るい竹筒台の五分心の洋燈のもとに、かみさんが裁縫をひろげていると、和尚さんは小さい机をそのそばに持って来て、新刊の雑誌などを見ている。