후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
五十九
やがてその返事が来て埼玉県令十号の十三条に六十日の病気欠席は全俸(願書診断書付き)その以後二か月半俸としてあることを報じて来た。
五十九
行田の町の中ほどに西洋造りのペンキ塗りのきわだって目につく家があった。陶器の標札には医学士原田龍太郎とあざやかに見えて、門にかけた原田医院という看板はもう古くなっていた。
午前十時ごろの晴れた日影は硝子をとおした診察室の白いカアテンを明るく照らした。
診察が終わって、そこから父親と荻生さんとにたすけられて出て来たのは、二三日来ますます衰弱した清三であった。荻生さんが万一を期して、ヤイヤイ言ってつれて来た親切は徒労に帰した。医師は父親と友とに絶望的宣告を与えたようなものであった。
荻生さんが懇意なので、別室できくと、
「いま少し早くどうかすることができそうなものだった」
医師はこう言った。
「やっぱり、肺でしょうか」
「肺ですな……もう両方とも悪くなっている!」
荻生さんはどうすることもできなかった。眼眩がしてそこに立っていられぬ病人をほとんどかかえるようにして車に乗せた。「車に乗せてつれて来るのはちとひどかったね」と言った医師の言葉を思い出して、「医師をよんでは車代がたいへんだから……五円ではあがらないから、私が車に乗せてつれて行ってあげる」