후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
二十四
「赤城山なア、山火事だんべい」
と言って通った。
ふり返ると、暗い闇を通して、そこあたりと覚しきところにはたして火光があざやかに照って見えた。山火事! 赤城の山火事! 関東平野に寒い寒い冬が来たという徴であった。
今年の冬籠りのさびしさを思いながら清三は歩いた。
二十四
「林さん、……貴郎は家の兄と美穂子さんのこと知ってて?」
雪子は笑いながらこうきいた。
「少しは知っています」
清三はやや顔を赤くして、雪子の顔を見た。
「このごろのこともご存じ?」
「このごろッて……この冬休みになってからですか」
「ええ」
雪子は笑ってみせた。
「知りません」
「そう……」
とまた笑って口をつぐんでしまった。
昨日、冬期休暇になったので、清三は新しい年を迎えるべく羽生から行田の家に来た。美穂子が三四日前に、浦和から帰って来ているということをも聞いた。今朝加藤の家を訪問したが、郁治は出ていなかった。すぐ帰りかけたのを母親と雪子が、「もう帰るでしょうから」とてたってとめた。
清三は、くわしく聞きたかったが、しかしその勇気はなかった。胸がただおどった。
雪子が笑っているので、
「いったいどうしたんです?」