후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
発戸のほうに散歩をしだしたのは、田植え唄が野に聞こえるころからであった。花が散ってやがて若葉が新しい色彩を村にみなぎらした。路の角で機を織っている女の前に立って村の若者が何かしゃべっていると、女は知らん顔でせっせと梭を運んでいる。機屋の前には機回りの車が一二台置いてあって、物干しに並べてかけた紺糸が初夏の美しい日に照らされている。藍の匂いがどこからともなくプンとして来る。竹藪の陰からやさしい唄がかすかに聞こえる。
加須街道方面とはまったく違った感じをかれに与えた。むこうはしんとしている。人気にとぼしい。娘などもあまり通らない。がいして活気にとぼしいが、こちらはどの家にもこの家にも糸を繰る音と機を織る音とがひっきりなしに聞こえる。村から離れて、田圃の中に、飲食店が一軒あって夕方など通ると、若い者が二三人きっと酒を飲んでいる。亭主はだらしないふうで、それを相手にむだ話をしている。嚊は汚ない鼻たらしの子供を叱っている。
発戸の右に下村君、堤、名村などという小字があった、藁葺屋根が晨の星のように散らばっているが、ここでは利根川は少し北にかたよって流れているので、土手に行くまでにかなりある。