후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
財嚢のつねに虚なるは心を温めしむる現象にあらず。しょせん生活に必要なるだけの金は必要なり。
五日――年賀の礼今年は欠く。
六日――牧野雪子(雪子は昨年の暮れ前橋の判事と結婚せり)より美しき絵葉書の年賀状来たる。△腫物再発す。
七日――病後療養と腫物のため帰校をのばす。△紅葉秋濤著「寒牡丹」読みかけてやめる。
罪悪が発端なり。△中学世界買って来てよむ。△加藤帰京す。
八日――健康を得たし、健康を得たし、健康を得たし。
九日――「寒牡丹」読みて夜にはいって読了す。罪悪に伴なふ悲劇中の苦悶、女主人公ルイザの熱誠なる執着、四百頁の大団円はラブの成功に終はる。△煙草は感冒の影響にて、にわかにその量を減じ、あらば吸ひ、なくば吸はぬといふやうになりたり。長くこの方法が惰性となればよけれどいかにや。明日はまた利根河畔の人となるべし。△日露の危機、外交より戦期にうつらんとすと新聞紙しきりに言ふ。吾人の最も好まぬ戦争は遂にさくべからざるか。
さびしい寒い宿直室の生活はやがてまた始まった。昨年の十一月から節約に節約を加えて、借金の返却を心がけたので、財嚢はつねにつねに冷やかであった。