후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
弥勒野、才塚野、君の採集にはさぞめづらしき花を加へたまひしならん。秋海棠今歳は花少なく、朝顔もかはり種なく、さびしく暮らし居り候」
毎日二三回ずつの下痢、胃はつねに激しき渇きを覚えた。動かずにじっとしていれば、健康の人といくらも変わらぬほどに気分がよいが、労働すれば、すぐ疲れて力がなくなる。医師は一週間目に大便の試験をしたが、十二指腸虫は一疋もいず、ベン虫の卵が一つあったばかりであった。けれどこれは寄生虫でないから害はない。ふつう健康体にもよくいる虫だと医師はのんきなことを言った。母親の病気はまだすっかり治らなかった。もうかれこれ十一二日目になる。按摩を頼んでもませてみたり、ご祈祷を近所の人がやって来て上げてくれたりした。ついでに清三もこのご祈祷を上げてもらった。
清三はこのころから夜が眠られなくて困った。いよいよ不眠性の容易ならざる病状が迫ってきたことを医師はようやく気がつき始めた。旅順の海戦――彼我の勝敗の決した記憶すべき十日の海戦の詳報のしきりに出るころであった。アドミラル、トオゴーの勇ましい名が、世界の新聞雑誌に記載せらるるころであった。