후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
理想などということを言い出すと、まだ世間を知らぬ乳臭児のように一言のもとに言い消される。
主僧の言葉の中に、「成功不成功は人格の上になんの価値もない。人は多くそうした標準で価値をつけるが、私はそういう標準よりも理想や趣味の標準で価値をつけるのがほんとうだと思う。乞食にも立派な人格があるかもしれぬ」という意味があった。清三には自己の寂しい生活に対して非常に有力な慰藉者を得たように思われた。
主客の間には陶器の手爐りが二つ置かれて、菓子器には金米糖が入れられてあった。主僧とは正反対に体格のがっしりした色の黒い細君が注いで行った茶は冷たくなったまま黄いろくにごっていた。
一時間ののちには、二人の友だちは本堂から山門に通ずる長い舗石道を歩いていた。鐘楼のそばに扉を閉め切った不動堂があって、その高い縁では、額髪を手拭いでまいた子守りが二三人遊んでいる。大きい銀杏の木が五六本、その幹と幹との間にこれから織ろうとする青縞のはたをかけて、二十五六の櫛巻きの細君が、しきりにそれを綜ていた。
「おもしろい人だねえ」
清三は友をかえりみて言った。
「あれでなかなかいい人ですよ」