후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
門から中を見ると、りっぱな玄関があって、小屋のそばに鶏が餌をひろっている。
二人はその垣に添って歩いた。
垣がつきると、水のみちた幅のせまい川が気持ちよく流れている。岸には楊がその葉を水面にひたして漣をつくっている。細い板橋が川の折れ曲がったところにかかっている。
美穂子の家はそこから近かった。
「行ってみようか。北川は今日はいるだろう」
清三はこう言って友を誘った。
その家は大きな田舎道をへだててひろい野に向かっていた。古びた黒い門があった。やっぱり廂の低い藁葺の家で、土台がいくらか曲がっている。庭には松だの、檜だの、椿だのが茂っていた。今年の一月から三月にかけて、若い人々はよくこの家に歌留多牌をとりにきたものである。美穂子の姉の伊与子、妹の貞子、それに国府という人の妹に友子といって美しい人がいた。それらの少女連と、郁治や清三や石川や沢田や美穂子の兄の北川などの若い人々が八畳の間にいっぱいになって、竹筒台の五分心の洋燈の光の下に頭を並べて、夢中になって歌留多牌を取ると、そばには半白の、品のいい、桑名訛のある美穂子の母親が眼鏡をかけて、高くとおった声で若い人々のためにあきずに歌留多牌を読んでくれた。