후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
高山 毅의 福沢諭吉(ふくざわゆきち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,555자 · 109화면
あんさつ者が、そこにもいた
あんさつ者が、そこにもいた
諭吉は、三田に慶応義塾をうつしたとき、自分のすむ家もたてましたが、大工にたのんで、家のゆかをふつうよりたかくして、おし入れの中からゆか下へもぐってにげだせるようにしました。それは、そのころ、ふるい考えをもつ人が、西洋のあたらしい学問をしているゆうめいな人をころすことがはやっていたからです。慶応義塾をひらいた諭吉は、しだいにひょうばんのまとになってきたので、日ごろから、けいかいをしていたわけでした。
そのまえの年の明治三(一八七〇)年、諭吉は、いのちにかかわるような腸チフスにかかりました。まだすっかりなおりきらないからだで、東京へお母さんをよぶために、中津へでかけました。中津は、ふるさとでもあるし、しんるいやしっている人もおおいので、気をゆるしていました。ところが、この町でも、諭吉はねらわれていたのです。
諭吉のまたいとこに、増田宋太郎という青年がありました。十三、四さいばかり年が下で、家もちかく、朝ばん、にこにこしてやってくるので、諭吉は、
「宋さん、宋さん。」
とよんで、したしくつきあっていました。この宋さんが、じつは、諭吉のようすをさぐるためにやってきていたのでした。