일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まじゅつし

魔術師

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면

아오조라 문고

音吉は、袋の底から、死骸の首を探り出して、二郎のライターに近づけた。まだ目隠しをされたままだ。音吉は片手でそれを解いた。ハラリと落ちる布のうしろから、現われたのは、アア、果して、果して、行衛不明となっていた、二郎の恋人、花園洋子の、変り果てた面ざしであった。

「気違い! 気違い!」それを一目見るや、二郎自身気が違いでもした様にどなり出した。「気違いでなくて、あんな馬鹿馬鹿しいことをする奴があるものか。何の必要があって、千人の見物の前で、こんなむごたらしい目に合わせたのだ。気違いでなければ人殺しを見世物か何ぞの様に心得ている、極悪人だ」

「復讐ですよ」音吉が低い声で云った。「ホラ、忘れましたかね、隅田川の獄門舟を。あれと同じ思いつきです。犠牲者を、出来る限りむごたらしく、出来る限り多人数の前で、お仕置きするのが、犯人の目的なのですよ」

二郎は、音吉の静かな声におびえて、クラクラと眩暈を感じた。

「で、つまり、こうして、一度埋めた洋子さんの死骸を、僕の目の前で、態々掘出して見せるのも、やっぱり犯人の目的に叶う訳だね」

二郎は最後の意力を奮い起して云った。