후리가나로 읽는 일본 고전
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まじゅつし
魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면
と思い込んでいたのだ。
だが、犯罪者はいつもアルセーヌ・ルパンの様に、約束堅い正直者だとは極っていない、殊に、彼等は、どうして探ったのか、明智小五郎の帰京を知って、事を起さぬ前に、先ず大敵の自由を奪った程の曲者だ。福田氏が警察の助力を仰いだことも知らぬ筈はなく、便々と十一月廿日を待って、相手の警戒網を完成させる愚はしないであろう。
それは兎も角福田氏の警護を承った二郎青年と巡査某とは、二階の客用寝室に、ベッドを並べて、横になった。邸内の見廻りは、無駄骨折と分ったので、止してしまい、ただ福田氏の気休めに、泊っているという迄の事である。
彼等両人にも、まだ三日間があるという、無意識の油断があった。それに、いざ十一月廿日が来たところで、どんな事が起るのかまるで見当がついていない。或は何事もないのかも知れぬ。どうやら、何事もない方が当然の様にも思われる。全く雲を掴む様な話なのだ。波越氏が「この事件は明智さんの領分だ」と逃げたのも尤もである。
で、二郎も巡査も、強いて目を覚ましていなければならぬとも思わなかった。起きていた所でどうせ何事もないに極っていると、たかを括っていた。