후리가나로 읽는 일본 고전
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あるはいまつのどくはく
ある偃松の独白
中村 清太郎
中村 清太郎의 ある偃松の独白(あるはいまつのどくはく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 132,905자 · 262화면
細野の部落が落木の間から見おろされる。すべてで三軒の家が馬蹄状の半島の背によりそい、周りは丹念に耕やされた石の畑に、青菜が調子はずれに碧い。
赤ガレ峠の山鼻を廻ると、稲又谷の領分に入る。稲又の四軒の人家、高い尾根に絶え入りそうな炭焼の煙など、裸の梢越しに見え隠れする。黒カレの薄黒い岩崩れが、山骨を剥き出す所を横切る。しかしこの辺は人が最近通るとみえ、踏跡はハッキリしている。尾根を廻った亀井滝の上に、伐採の小屋があって、土間に大きな榾火がいぶり、天井にむささびの皮などつるしてある。沢べりに大鋸を控えて、眼鏡をかけた老爺が鑢を使っていた。その眼鏡がキラリとひかって、――西沢かえ、道はひでえぞ、早く河原へ下りるだナァ……と相手欲しげな老爺の、休んで行けとすすめるのを後に、さきを急ぐ。そこに蔭を落す椈や唐檜に、病人が医者の切開刀を盗み見るほどの神経がないとすれば、幸いなるかな。
はりつけの獣の挿図
これから先きは、人の用が無くなるので、果して道は急に悪くなり、片はしから自然に帰ろうとしている。丸木橋も性が抜けて、うっかり乗れぬ。崖崩れには中断される、倒木がしきりと通せん坊をする。