후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あるはいまつのどくはく
ある偃松の独白
中村 清太郎
中村 清太郎의 ある偃松の独白(あるはいまつのどくはく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 132,905자 · 262화면
北アルプスの秘境 ――清見ヶ原と穂影ノ池――
に訴えたいと思う。
○
この山の植物は営林署の監視で相当喰いとめているものの、やはりずいぶん荒らされているようだ。私の実見だけでも目にあまるほどで、某高校の一団など大がかりな根こぎまでやり、監視員の説得で(私も立ち会ったが)先生共々陳謝の上、獲物を山に返した例もあった。道ばたの花摘みなどは数え切れまい。
蝶の濫獲も行われているようだ。他の部門の許可などでカムフラージュして、敵は本能寺にあり、ウスバキチョウなどの稀品を何十何百と捕え去った形跡もあったし、幼虫飼育のため食草ぐるみの濫採も耳にした。こんな立派な環境において、どうしてこうもつつしみを忘れ、無考えな事を平気でやるものか、実に嘆かわしい次第である。
ともあれ大雪山こそは、最後に残された、わが国山岳の原始境であることを思えば、せめてこれだけは自然のまま大切に保存して、後世のために遺したいと念願するのは、おそらくすべての愛山家が一致するところではあるまいか。(昭和三十年「国立公園」)
北アルプスの秘境
――清見ヶ原と穂影ノ池――
登山路が縦横にひらけ、何万という人が往来する、北アルプスのまん中に、今までこんな天地が隠れていようとは……。