후리가나로 읽는 일본 고전
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おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
三浦 環의 お蝶夫人(おちょうふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,730자 · 242화면
私の一番最初のお弟子さんだった、原信子さんが、浅草でオペラカンパニーを作って、浅草のプリマドンナになって大成功したことは、私はアメリカで知っただけで、原さんの舞台は見ませんでした。
昭憲皇太后さまが、上野の音楽学校にお成りになったのは明治三十六年の秋のことでした。私は選ばれて御前演奏をいたしましたが、生れて始めての光栄に、私は十日間というものは咽喉を痛めないようにと、おかゆと玉子ばっかり食べて精進いたしました。当日昭憲皇太后さまは、純白の御洋服に、胸のところに紫の菫の花束をお飾りになった、神々しいお姿でお成り遊ばしました。私はユンケル先生の指揮するオーケストラで、メンゼルスゾーン作曲の「ジエルサレム」を独唱いたしましたが、私の歌が御意に召したか、うたいおわりましたら御拍手を賜り、御退場の折、私どもが並んでお見送り申上げましたら、特に私に対して、神々しい、すずやかなお美しいお目で、じいっと私に御会釈を賜わりました。ああ、その時の感激、私は音楽を勉強したからこそ、この光栄に浴し得たのだと思い、感極って熱い涙が頬を伝わるのを禁じ得ませんでした。そして私の生涯を音楽に捧げようと強く、強く心の中で誓いました。