후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
「否、電報は昨晩確に戴きましたが、気を利かして亀山までお迎えに出掛けたのがソモ/\間違の因でした」
と答えて、松本さんは、
「姐さん、私にも御飯を持ってきてお呉れ。御一緒に失礼することにしましょう。早速で済まないが、急いでね」
と命じた。物のしこなしや言い廻しが先生より余程世間慣れている。
「謙さん、電報が着いて宜うございましたね」
と田鶴子さんが態とらしく僕を顧りみた。
「真正に宜うございましたね」
と僕も意を体して応じた。しかし三輪さんは、
「それは打った電報ですもの、着かなけりゃ間違です」
と今更のように教えてくれた。些とも手答がない。
「皆私の失策ですよ。その次第は後刻ゆっくり申上げますが、要するに伊賀の国風が悪いのですな」
と却ってお弟子さんの方へ響いたのは気の毒でならなかった。
食事が済むと、田鶴子さんと僕は例によってそれ/″\家への通信事務に従った。必要は発明の母なりという通り、毎日手紙を書かされると自然種々な簡便法を思いつく。昨日は筆紙に尽し難いという句を応用してみた。此奴は頗る調法だ。好い景色は大抵これで間に合う。今日は余は後便にてというのを利用した。