후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
直ぐに物産陳列館へ入ったけれど、鳥羽の真珠で懲りている団さんは西陣織や友禅染の並べてあるところは成る可く早足で通り、
「京都にも三輪君のような人がいて、『安全地帯』を『帯地全く安し』と読んだそうだが、此処で田鶴子にそんな読み方をされるとことだからね」
と内証でお父さんに言った。その代りに仏具のような強請られっこない品物は特に入念に吟味して、
「この仏壇の九百五十円は安いよ。『万寿寺通仏具屋町角、仏屋善右衛門製作』とある。善右衛門にしても悪右衛門にしても兎に角安いもんだ」
と大安心で褒めていた。
「仏屋善右衛門は面白いね。抹香臭い商売に能く調和している。それに仏具屋町が有難い」
と詰まらないことに感心するお父さんは手帳に書き留めた。
「動物園は何うです? 此処のは東京のよりも設備が好くて獅子が子を産みますよ」
と星野さんが勧めて呉れたが、今更お猿さんでもなかろうと思って辞退した。
疏水伝いにインクラインへ着くと、
「船頭動かずして舟山に登るというのは此処ですよ」
と柴さんが言った。
「御覧なさい。舟が鋼条で坂を登って行くでしょう? 下りて来るのもあります。あゝやって坂の向うの川へ取り次ぐのです。